哲人ウジー誕生?ジャック・デリダさん


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クロ風サムネ1 (1)

この本を改めて読み直していたら、哲学者ジャック・デリダさんがTボーン大佐ことウジさんと同じことを難しく言っていましたw

出典

出典 ジャック・デリダさん フランス人  またウジさんがフランスネタで調子に乗りそうですねw デリダさんかっこいいし。 ちなみにアルジェリア出身のユダヤ系フランス人だそうです。

他者への施しは究極の自己満足だって言ってた、恩送りコーヒーの下りですね。これです。

ウジさんの言葉を借りると、「自己満足でない他者への施しなんて存在しない。それができるのは神のみである。人間最後はいかに満足するかでしょ。」ってことですね。

そしてこれは以前のブログで紹介した通り、一見カント的な定言命法とは相容れない。つまり不正義となってしまいかねない可能性があります。イスラム教でもそうでしたよね?他者への施し、ザカート(喜捨)は「義務」なんです。キリスト教でも他者への慈悲、シャツを取られたらズボンをあげることは無条件で「行わなければならないこと」でした。それを自己満足のためと言ったら不正義になりかねないと。

しかし、デリダさんはウジさんと同じように、カント的な定言命法や正義論はそもそも「無茶だ」と言っています。哲学用語では「アポリア」と言います。

アポリアは哲学的難題または問題の中の一見解明できそうにない行き詰まりのことで、もっともらしいが実は矛盾している前提の結果として生じることが多い。さらにアポリアは、そうした難題・行き詰まりに困惑させられた、つまり途方に暮れた状態のこともいう。引用wiki

デリダさんは3つ程カントさんの矛盾点について指摘をしています。ここは読み飛ばしてもらってもいいです。

第一のアポリア(矛盾点)規則の適用

カントさんは正義が行われるには人は自由で自律していなければならないと言ってましたが、例えば裁判官を例にとってみましょう。裁判官の判決が正義であるためには、自由な決断を下す必要があることになりますが、裁判官という性質上、当然に法や規則に従う義務がある。裁判官が正義の裁きを行うためには、「規制されながらも同時に規制されない状態でなければならない」ことになるので、これは不可能だと。

第二のアポリア 決断不可能性

仮に裁判官が自由に決断を下したとしましょう。でもそれが本当に裁判官自身が外的要因、他律的要因を排除して自由に判決を下したと誰が判断できるだろうかと。例えば相手が嫌いなタイプの顔だったり、女性裁判官なら女の子の日で機嫌悪かったり、こうしなきゃ世論の反発を招きそうだなとか結果から考えてしまっていたりした場合はカントさん的には正義と言えないはずだが、デリダさんから言わせると真の意味での「決断」なんてものは無理なんですよ〜。常に人間なんらかの外的要因を受けますよねってことです。

第三のアポリア 切迫性

これは良く分かんなかったです・・・。一応書いておくと正義が遂行されるためには決断を求められたら即座に、今この瞬間に決断を下さなければならない。(ここが分かんない。なぜ即座に下さなきゃならないんだ?そりゃ早い方がいいとは思うけど、カントさんと関係なくね?)しかし、それが正義の決断であるためには、もっと時間と調査が必要であるだろうウンヌン・・・。。。。つまり、決断は求められたらすぐにしなきゃいけない、時間をかけてじっくり考える時間もないから正しい決断なんかできるわけないだろ?ってこと。

 

最後ここが重要!

贈与のアポリア

デリダさんは正義の議論には常に上記のような三重のアポリア(哲学的矛盾点)があって、それは純粋な贈与が不可能なことと同じ意味で、正義にも不可能性があると言っています。ウジさんが言ったように他者への施しや、贈与が本当の意味で、カント的な意味で贈与であるためには、何の見返りも求めてはいけないことになり、自己満足することもダメ、回り回って自分のためになることを期待してもダメ、相手が喜ぶかどうかを考えることもダメってことになってしまうと。しかし、そんなもんは現実的にできっこない「無茶」な話しですと。

ほらなんか難しいこと色々言ってるけど、結果ウジさんが言ってたことと一緒でしょ?w

もう贈与のウジリアと名付けましょう。・・・ウジのアポリアの方がいいのか?

ウジさんにこの話をしたら、「本来感覚的に分かるはずのことなんだけど、目を背けてるんじゃないか?それか別のノイズが入っているか。そこに気付けるということが他の動物と違う部分だったり、人間たる証なのかもねー」と哲学的なことをおっしゃってました!確かに!そうだと思う。

おそらくカントさんはこのウジリアに気がついていたけど、あえて見て見ぬ振りをしたんでしょう。前回ブログに書いた通り、サンデル教授はこの点でカントさんをかばっていました。カントさんは結果は関係ないから結果的に自己満しようが道徳法則に逆らったことにはならないってやつですね。

でもまさかこうやってみんなと哲学することができる日が来るなんて!単純に楽しいぜ!(自然法則に従ってしまっている?w)

あっ下北だし、恩送りに行ってみよう〜。皆さんも是非恩を送りに行ってみて下さい!

出典

出典 やなかコーヒー店 下北沢店 東京都世田谷区2−33−6


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