国家緊急権はなぜ憲法に書き込むべきではないのか・・・


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クロ風サムネ1 (1)

国家緊急権の説明が冗長になってしまったので、改めてフォローしたいと思います。

まあ橋爪大三郎さんの「国家緊急権」という本を参照しましたので、そちらをご覧いただくと、より深く理解できると思います。

こちらにも同じことが書かれていますので、御参照下さい。

で、もっともっと簡単に書きますと。

ようは国家緊急権はもともと国家の権利としてある。

それは憲法や法律が出来る前からある。

だから使うことはできる。

でも緊急事態が終わった後は国会によって審査する。

間違っていれば糾弾すればいいし、正しいと思えば正々堂々と訴えれば良い。

しかし、憲法に書き込んでしまうと、いくらそこに国会の事後の審査が必要だと書いたところで、憲法違反であるという糾弾ができなくなるし、そもそも人権を制限する条項を書き込むこと自体が憲法と矛盾するため、そぐわないから書かないほうがいいということです。

要は法理上の問題というか、性質が違うものを書き込むことそのものを問題視しているんです。刑法に商法の規定を書いてるような?校則に「生徒がタバコを吸ったら罰金を徴収する」って書いちゃうようなもの?ってことです。

どこぞの新聞のように短絡的に人権が侵害されるのが怖いから、ヒトラーが生まれるからとか言うのはもうやめましょう。。

ちなみにどこぞの新聞に載っていた、どこぞの党の幹事長の記事を転載させていただきます。

 自民党が提案している憲法改悪は、自衛隊を軍隊にして、地球の裏側まで行って自由に戦争できるような憲法にしようとしている。基本的人権。表現の自由。いろんな自由がありますが、一時の権力で制約できるような憲法改正案を自民党は出している。そして緊急事態条項。要するに戒厳令です。緊急事態だと時の政府が宣言すれば、国民主権もあったもんじゃない。権力者が何でも自由にできる。それこそ、ナチス・ドイツがワイマール憲法のもとで権力を握ったときにやったやり方、そっくりそのままです。こんなおぞましい案をだして、語らないで選挙だけ勝たしてくれ。こんな卑怯(ひきょう)なやり方を許してはいけません。(横浜市内の街頭演説で)出典

出典辿られたらばれちゃいますね。朝◯新聞の記事で、民◯党の枝◯さんです。。

戒厳令と緊急事態条項の違いも分かってらっしゃらない御様子・・・。

そうじゃない。

もともと憲法にどう規定されていようが、されていなかろうが、STAP細胞じゃなかった、国家緊急権はあります!!

ということです。

それはなぜか。

緊急事態には国民から国家への暗黙のうちの権限移譲が起こると解されるから。(細かいところは放送を聞いて下さい。)

だけど?

シン・ゴジラのように超法規的措置で防衛出動をかけて、全武器の使用許可を出したのであれば別ですけど、もともと自衛隊はポジティブリスト方式で決まっていること以外やることができないんです。

ネガティブリスト方式の通常の軍であれば、超法規的措置を取らなくてもある程度のことには対応することができるんですよ。

 

出典

出典 これが通常法制でできないことの方が問題でしょ。。。目の前で人権や財産が侵害されてるんですけど〜

例えばゴジラが来て武器の使用許可を出すかどうかなんてことは、緊急事態条項マターではなく自衛隊法や武器使用規定マターなんですよ。

だから素直に自衛隊を国防軍(名前は自衛軍でも、そのまま自衛隊でもいいですけど)のようなポジティブリスト方式の通常の軍隊に変えることの方が先決だと思うわけです。

出典

出典 ※注意 こちらは軍隊ではありません、、、、、、いや無理あるだろ

ただし、緊急事態時の国会の会期延長や選挙規定の見直しは早くやった方がいいと思いますので、お試し改憲をするのであれば、まずはここだけでも国民的議論をしてみたらいかがでしょうか。と思いました。


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